デュアル・フレックス特性


下の図はデュアル・フレックス・フライロッドの特徴を表したロッドのベンディング・カーブ図です。

 


                    キャスティング方向と水平方向の曲がり特性
                 

この図は7’6”のロッドに、先端に水平方向に一定負荷を加えた場合のキャスティング方向と水平方向の曲がり具合の一例です(計算例)。
このように、キャスティング方向の曲がり具合より、水平方向の曲がりの方が少なくなっています。
それは、キャスティング方向のロッド剛性より水平方向のロッド剛性の方が強くなっていることを示しています。
これを実現する為に、ロッド断面は下の図のように扁平六角断面を採用しています。
この扁平六角形状の採用によりキャスティング方向の特性と水平方向の特性を別々に自由に設計することが
可能になるわけです。
例えばキャスティング特性はパラボリック・アクションで横方向はティップ・アクションのように横ブレの少ない理想的なロッドも設計できることになります。

                         
                           DFFRの断面形状 扁平六角断面

    まとめますと以下のような特性が実現できます。

  1. 通常のキャスティングにおいて、横ぶれが少なく正確なキャスティングが可能になります
  2. サイドキャストする時はロッドのダレが少なく、ラインコントロールが容易になります。
  3. ライン・メンディングの際は水平方向のロッド特性により、ライン・コントロールがし易くなります。
  4. リーチキャストした時、ロングキャストしても、横方向のロッド剛性が強いため、十分にリーチの効果が発揮されます。
 また、別の項目で詳細に記述しますが、この扁平六角構造は、この章で説明したの特性と同時に、さらにより重要な特性が実現出来ます。
 それはロッドの重量分布がロッド剛性(強さ)をかえずに自由に設計できると言う点にあります。
即ち、同じ強さのロッドで重量分布の違うロッド(キャスト感覚が異なる)が無数に設計出来ることを意味しています。
従来は、ロッドテーパが決まれば、ロッド剛性とロッドの重量分布は一次的に定まり、一種類しか実現できませんでした。