〔ジャパン・フィッシング・ショー2016の出展予定ロッドについて〕
2016年1月29(金)、30(土)、31日(日)の3日間に渡って開催されるジャパン・フィッシングショー2016に出展いたしますので皆様のご
来場をお待ちしています。ご来場の際は、お気軽に工房ブースにお立ち寄りください。
尚、今回は低番手志向の”Lシリーズ”ロッドの展示と共にスロー・アクション”9X"シリーズの新規モデルを展示いたします。
又、今回は特にロッド製作に興味のある方々のために、DFロッド(#57525Model)の設計データ(テーパ、内部肉厚データ、など)、更に実ロッドの断面カットモデルなどを展示する予定にしています。
更に、設計する為の曲率カーブデータ、ストレス・カーブデータの展示もありますので、ロッド製作に興味のある方には参考になるかと思います。
以下は出品予定ロッドの一覧です。
ライト・ライン シリーズは#1−#3ラインまで利用できますので1・2番ラインでの極小フライを用いた繊細な釣りから、3番ラインでの
中・小形フライを使用した軽快な釣りまで幅広く楽しむことが出来ます。
通常のライト・ライン(#1〜3)シリーズは最大番手+1番(#4)でも使用可能に設計されていますが、これに対して新シリーズ”L"シリーズはより低番手、即ち、最低番手−1番手(#0)よりの設計になっていますので、より軽いラインに対応したロッドとなっております。
赤字:フル・アンサンド ロッド(FUS・・・) 青字:セミ・アンサンド ロッド(SUS・・・) 黒字:ノーマル・サンド ロッド
濃緑:Lシリーズ ロッド(・・ L ・・)
[ アンサンド ロッド モデル ]
ミディアム・ファスト アクション ”51” シリーズ
FUS35113 Model 7’6” #1−3 フル・アンサンド ライト・ライン シリーズ
FUS55125 Model 7’ #2−5 フル・アンサンド ミドル・ライン シリーズ
ミディアム・スロー アクション ”85” シリーズ
SUS58513 Model 7’ #1−3 セミ・アンサンド ライト・ライン シリー ズ
ミディアム・ミドル アクション ”75” シリーズ
SUS57513 Model 7’ #1−3 セミ・アンサンド ライト・ライン シリーズ
SUS37513 Model 7’6”
#1−3 セミ・アンサンド ライト・ライン シリーズ
SUS57525 Model 7’ #2−5 セミ・アンサンド ミドル・ライン シリーズ
ミディアム・ミドル アクション ”75L” シリーズ
New SUS575L13 Model 7’ #1−3 セミ・アンサンド ライト・ライン”L” シリーズ
スロー・ライトミドル アクション ”93L” シリーズ
New FUS593L13 Model 7’ #1−3 フル・アンサンド ライト・ライン”L” シリーズ
スロー・ミドル アクション ”95L” シリーズ
New FUS595L13 Model 7’ #1−3 フル・アンサンド
ライト・ライン”L” シリーズ
スロー・ヘビー アクション ”99” シリーズ
New SUS59913 Model 7’ #1−3 セミ・アンサンド ライト・ライン シリーズ
[ ノーマル・サンド ロッド モデル ]
ミディアム・ライト アクション ”71” シリーズ
57125 Model 7’ #2−5 ノーマル・サンド ミドル・ライン シリーズ
スロー・ライト アクション ”91” シリーズ
59113 Model 7’ #1−3 ノーマル・サンド ライト・ライン シリーズ
39137 Model 7’6” #3−7 ノーマル・サンド ヘビー・ライン シリーズ
展示予定の主なロッドシリーズの特徴をまとめておきます。
[ ミディアム・ファスト アクション”51” シリーズ ]
従来のミディアム・ファスト・アクション”5”シリーズに変わるロッドです。
近距離での軽快なアクションと中・遠距離での粘り強いパラボリック的なキャスト・フィーリングを持つロッドです。
テンポの良い釣にも十分に対応できるロッドと言えます。
[ ミディアム アクション”7X” シリーズ ]
ロッド中央部付近を中心に働く感覚ロッドです。特にこのシリーズは、重量分布を変えることにより、同じロッド
剛性でありながら異なるアクションを持つモデルを実現しています。
”71”シリーズ ミディアム・ライト アクション モデル
”75”シリーズと同じ曲率設定(ロッド剛性)ですが、中央部分からトップ部にかけての重量分布を軽くし、より軽快で
ミディアム・ファスト・アクションに近い感覚のロッドです。
”75”シリーズ ミディアム・ミドル アクション モデル
ミディアム・アクション・シリーズの中心モデルです。
適切な曲率設定と重量分布により、あらゆる距離での快適なキャスト・フィーリングを持つ、大変使いやすいロッドです。
[ スロー アクション”9X" シリーズ ]
”91”シリーズ スロー・ライト アクション モデル
バット部を中心に働く感覚ロッドですが独特なロッドの重量分布により、全体に曲がりながらも比較的軽快な
アクションのロッドです。
New
”93”シリーズ スロー・ミドル アクション モデル
中間部が剛く設計されており、スローでありながらシャープで且つ、トルクフルなキャスティングが実現されています。
個性的なアクションでありながら、キャスティングしやすいロッドです。
中間部の曲がりが少ないため、全体的には硬く感じると思いますが軽いラインから重いラインまで快適にキャスティングできます。
New
”95”シリーズ ライト・アクション モデル
再設計したスローアクション”9X"シリーズの中心的なロッドです。
バット部が良く曲がりながらも強さが感じられ スローなアクションですがブレの無い素直なキャスティンがを楽しめます。
重いラインでもブレの無いフォルスキャストが可能となっています。
New
”99”シリーズ ライト・アクション モデル
スロー アクション”9X”シリーズ の中で最もスローなアクションを持つシリーズです。
バット部分がかなり軟らかく感じるアクションでありますが、デュアル・フレックスの特徴であるサイド側の剛性が強い
ため、安定したフォルスキャストが出来ます。
従来のロッドであれば、いわゆるWFラインやシューティングHDラインしか使えない様なロッドアクションですので、か
なり個性の強いアクションですが非常にユニークであり、釣を楽しめるロッドだと言えます。
New ”L” シリーズ について 低番手シフトシリーズ
最近、軽いフライ・ラインで釣りを楽しむ方々が多くなっていますが、それらの要望に答えるべく新たなシリーズを開発いたしました。 通常のデュアル・フレックス(DF)ロッドの使用可能ラインは最大適合ラインより+1番手大きなラインも使用できるよう余裕をもって設計されています。
例えば、指定ライン#2−5用ロッドの場合は#6でも使用できます。
標準ロッドはより大きく、空気抵抗の大きいフライにも適応できる様、より高番手(+1番手)にも適合する様に設計されています(昔も今も、「大きなフライには大きな魚」との話は変っていないようです)。
しかし最近では、より軽い番手のライン(#1、#0、#00など)も使用される事もあるようですが、一般的には様々な自然条件の中では、やはり#2、#3ラインが現実的であると思いますので、単に”軽いライン+小形フライ”だけでなく必要な場合には中、大型フライも使用できるロッドとのコンセプトで製作されたロッドです。
当然、自然の中では大物(40cmオーバ)も掛かるかも知れず、それに対応できるロッドである事が必要な条件であると考えます。
従って、条件によっては#1、#0ラインなども利用できるロッドで、且つ大物にも対処できるロッドとして、より軽い番手側にシフトし た”Lシリーズ”ロッドとして開発いたしました。
適合ラインとは、あくまでコントロール出来るフライ・ラインを意味しておりますので、一般的なイメージとしての#0、#1ロッドらしい 柔らかなロッドではありませんが、軽いラインを十分にコントロール出来、条件によってはロング・キャストも可能であり、小さな魚から大物まで柔軟に対応できるロッドです。