[#57525Model 設計データ  7’ 3PC #2−5]      
                                                                                            工房 渡辺         
'                                                                                              URL : http://www.kobo-watanabe.com
                                                                                             E-mail : info@kobo.watanabe.com
      ロッド材質:トンキンケーン   ロッド全長 :84インチ(7 フィート)   ロッド有効長:75インチ
      グリップ長 :8.86”(225mm) フェルール(ニッケル・シルバー トランケイテッド・タイプ): 9/64、13/64
      ガイド: トップ・ガイド:5/64   ストリッピング・ガイド:8mm

  
                                     図1.設計曲率カーブと実行曲率カーブ

図1.は#57525Model の設計曲率カーブ図です。 赤印カーブは設計ライン負荷でのj実効の曲率カーブです。
実際には負荷がかかる事によってロッドが撓むため実効曲率は設計値より小さくなります。

参考にギャリソンの8’#6 セミパラボリック・ロッド、8’#6パラボリック・ロッドの曲率カーブを載せています。



 
                                                     図2.設計ストレスカーブと実効ストレスカーブ

 図2.は#57525Model の設計ストレスカーブ図です。 赤印カーブは設計ライン負荷での実効ストレスカーブです。
 実際には負荷がかかる事によってロッドが撓むため実効ストレスは設計値より小さくなります。

 
                                                          図3.ロッドテーパ

図3.は#57525Model の設計ロッドテーパの図です。 各三角ピースは#1,4は扁平部、#2,3,5,6はその他のピース径を示しています。

トップセクションの先端部分の径は使用するトップガイドによって決まります。

 
                                                                                      図4.1インチ毎のセクション重量                                                  

  図4.は#57525Model の内部構造による1インチ・セクション毎の重量(オンス)カーブです。トップセクションはソリッド(中実)になっています。 
 中空部分の肉厚によるセクション重量の変化が表されています。


  
                                      図5.5インチ毎の位置でのキャスト方向の曲げ強さ

 図5.は5インチ毎のロッド断面(キャスト方向)の曲げ強さ(flexual rigidity)です。
 図1.の曲率カーブと比較するとロッド全体のイメージが掴めると思います。


                                                            

   図6.曲率カーブ、ストレスカーブのライン負荷による変化

図6.は使用するラインをDT2F、DT3F、DT5F、DT6F、各々50フィート負荷を加えた場合の曲率カーブ及びストレスカーブの変化を表したグラフです。
ここでは、最大ストレスが破断ストレスの1/4以内になっている事が重要な点です。

常に最大ストレスが加わることはありませんが、繰り返し負荷がかかる場合(フォルスキャスト)を想定するとロッドの耐久性から破断ストレスの1/4程度に抑えることは必要な事です。
曲率カーブ、ストレスカーブを見ると#57525ModelはDT6Fでも十分に対応出来ることが理解できると思います。